こんな症状の方が来院されています

ぎっくり腰は通称で正式名称は急性腰椎症・急性筋性腰椎症です。 難しい名前ですね。 私は中学生の時に腰椎椎間板ヘルニアになりました。 初期症状をみてみるとギックリ腰と類似しています。そして中学三年、高校一年の 時にも何度か経験しています。 はじめて【ぎっくり腰】になった時は暫く安静にしましたが回復せずに 整形外科に行きそして総合病院でMRI検査を受けることになりました。



症状

  • 動けない、激痛・不安が伴う
  • 背中をまっすぐにして座れない
  • 呼吸しにくい また痛みを伴う
  • 咳、くしゃみ時に強烈な痛み
  • 脂汗がでる
  • どう歩いて良いか分からない


しかしながらこれらだけでギックリ腰と自己診断・判断してはいけません!! 短期間の間に繰り返し発症する場合はギックリ腰ではなく、他の問題のケースもあります。【ぎっくり腰】であると決めつけずに当院や医療機関を受診して下さい。 ぎっくり【腰】が一般的ですが腰だけに発生するわけではありません。 実は背中や首でも起こりえます。 頻度でいえば 腰>背中>首 といった順です。



原因

ぎっくり腰が起きる理由は姿勢・過度な負荷・予期せぬ動き・事故・回転 動作がキッカケになっていることが考えられます。 靴ひもを結ぶ、子供を抱っこする、くしゃみをする、かがむ、車から降りる、 自転車で後ろに乗せた子供を降ろす、運転席から後部座席に荷物をとる 等はキッカケです。 健康な状態であればなんの問題もない動きですが、発症する以前から 問題があり、それにあくまでもキッカケが加わったと考えることが自然です。

  • 重労働や反復作業
  • 長年にわたる悪い姿勢
  • 腰のカーブが減少しストレートに
  • 過去に腰の手術を受けた、ケガを経験
  • 前かがみ、回転、ひねりの仕事や動作を繰り返す
  • デスクワークや作業時に特定の姿勢のまま動かない(座っている時は立っているときに比べ約3倍の負荷が腰の部分にかかります)
  • 精神的ストレス 心理的不安

多くの方は【キッカケ】だけにフォーカスをし、「何もしていないのに急になった…」と思いがちです。 コップの水がすでに溜まっていて溢れだす直前だったと考えることができます。 最後の一滴があくまでも【キッカケ】であり原因ではありません。


ぎっくり腰の対処法・改善方法

対処法としては信頼のおけるカイロプラクター、柔道整復師、鍼灸師、医療機関 を受診されて下さい。 そこで他の問題ではなく、急性腰椎症【ぎっくり腰】だと判断された場合は

  • 動けるのであればゆっくりでいいので歩く(出来るだけ背筋をまっすぐに)
  • マッサージやストレッチを無理に行わない
  • 温めない、冷却は痛みを和らげる場合もあります
  • 横になるときは仰向けでも横向きでも楽な姿勢を選択する。両ひざを曲げる、ひざ下にクッションを挟むと腰のカーブがつくられます
  • 出来るだけ早くカイロプラクティックの施術(アジャストメント)を受ける。新規の方は応急処置を行い、後日にレントゲンを撮っていただきます。

いちばん大切なことは日頃からのケア、意識、運動です。 自分自身のカラダと会話することで【ぎっくり腰】は防ぐことができます。