姿勢矯正

姿勢矯正の症例報告

姿勢のゆがみに悩む人が増えています

姿勢のゆがみが原因の肩こり、首や背中の痛み、腰痛はもはや現代病となり厚生労働省の調査でも最も有訴率が高い症状です。かつては中高年特有の問題と言われてきましたが、10代にも広がり、もはや社会問題と言えるほどに姿勢で悩む人が増えています。

勉強、仕事の作業効率や生産性が低下するのにも姿勢が大きく関係しています。

姿勢の問題を放置すると首、背中、腰に痛みが出たり、動きの制限や柔軟性の低下につながります。さらに痛みが慢性化し、悪化する悪循環に陥ります。

ストレートネックやフラットバック(平背)は放置したままでは改善することはありません。よりカーブが減少する、更には逆向きのリバースカーブに悪化することも珍しくありません。

姿勢の問題は今までの積み重ねであり、結果です。あなたの身体が頑張り続けたことに対する反応でもあります。替えの効かない身体と一生付き合う為にちょっとの愛情、知識、実践を行う必要があります。

姿勢のゆがみの原因

交通事故や怪我、側弯や特定の病気を除いて姿勢の問題の原因は大きく分けて3つあり、物理的な負担、長時間に及ぶ負荷、誤った認識に分類されます。

ただし、多くの事例では原因は1つではなく、3つの原因が絡み合って姿勢の問題や他の症状を引き起こしており、現代になってさらに複雑化しています。

物理的な負担

机や椅子に座って仕事をするようになったのは産業革命以後の200年ちょっとの間です。デスクワークと呼ばれる仕事、パソコン、長時間の授業や勉強に関しては僅かここ数十年のことです。

パソコンの前で集中していると身体を動かす部位は目、両手、腕がメインになります。背中や肩は多少前後に動くことはあっても、縦方向の上下に動くことは少ないです。その負荷が筋の緊張や柔軟性の低下を招きます。

座っての作業は首や肩、腰から骨盤への負担がかかります。S字のカーブのつなぎ目に重さと重力が加わり、それらを分散させられずに周辺の筋肉が緊張します。その姿勢を取り続けることで更に硬くなり悪循環に陥ります。

長時間に及ぶ負荷

電気の発明や電灯の普及で同一姿勢での仕事が長くなりました。現在ではリモートワークも含め、通勤が無くなるとまったく運動しない方も増えました。集中するとあっという間に時間は経過します。

1日8時間のデスクワークを週5日、週末も仕事、育児、趣味に費やすと腰や首にかかる負担は強まります。頭の重さは4〜6㎏ですがパソコンを見続けると首から肩にかけては2〜3倍の負担がかかります。

座る姿勢は骨盤より下への働きかけを行いません。つまり背中や腰を無意識のうちに緊張させて、膝や脚にかけては脱力しているというとてもアンバランスの状態です。これを長期に及んで行うと問題は進行します。

誤った認識

背骨は前後で見ると真っすぐ、横から見るとS字のカーブが理想で、生理的湾曲と呼びます。二足歩行に際して重力に対応、背骨の神経を守る、内臓を保護、腹圧を維持、様々な動きに対応する機能があります。

背筋を伸ばして座る、あごを引いて座ることで首のカーブが減少して背中が緊張することが判明しています。日本を含む北アジアでは立て腰教育もあり、それらは生理的湾曲の真逆を形成して姿勢に悪影響を及ぼします。

このように姿勢の原因は動かなすぎることによる問題と、メディアや教育での間違った情報の影響も大きいです。姿勢の問題は、放置して、ある日突然よくなることはあり得ません。

そもそも、二足歩行の人間は長時間の座り姿勢に適した構造ではありません。今までの頑張りや積み重ねによって耐えてきた身体が悲鳴をあげている反応です。それらに耳を傾けて、少し愛情を注ぐだけで身体は必ず反応します。

病院とはここが違います

姿勢のゆがみの場合、病院では次の対処法が一般的です。

薬物療法

病院では湿布薬を処方することが一般的ですが、根本改善にはつながりません。

痛みやこりが強い場合は鎮痛薬や弛緩薬を用いて症状の軽減を図り、一時的に症状が軽減することもありますが、使用を停止すれば再発し、悪化させることもあります。

「様子をみてまた辛くなったら来てください」という画一的な流れが多く、直接的な施術や姿勢評価、アドバイスをもらえることもほとんどありません。

理学療法

凝り固まった部位を緩めるストレッチや体操を指導します。

継続的に行わなければゆがみや硬さを解消することは難しく、個人の意志により効果にバラつきが生じるというデメリットがあります。

姿勢のゆがみを改善するために

まずはあなたの姿勢の問題の原因を明らかにします。現状を把握することが最も大切で、それを取り違えたまま治療を進めれば改善は見込めないからです。

当院では姿勢の評価を重点的に行い指針を決めます。姿勢分析ソフトによる検査をはじめとして、多角的に分析し、原因を見つけ出します。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ米国認定カイロプラクターである院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

姿勢のゆがみと大きく関わっている背骨のアライメントを詳細に分析します。姿勢分析ソフト、視診、触診、可動域検査、整形外科検査、必要に応じてレントゲン画像を全て組み合わせて原因究明と視覚化を行います。

姿勢のプロであるカイロプラクターが最後まであなたを担当しますので、姿勢のゆがみでお悩みなら一度ご相談ください。

姿勢のゆがみのQ＆A

そもそも背骨はゆがむのですか？

ゆがみます。正しくは一部の箇所が動かなくなることで全体のゆがみにつながります。ピサの斜塔のように地下の地盤が緩むことで塔全体が傾いています。傾きの根源は基礎工事部分であり、地上部分は問題がありません。

ネットで見た座り方を実践していますが背中と腰に張りを感じます。おすすめの座り方はありますか？

SNSなどで真逆のことを発信している方も少なくありません。浅くかけて、背筋を伸ばして、あごを引いて、両足を床につけて、膝を直角に保つことで全身の負荷が強まります。私でも5分も経てば違和感を感じるほどです。背もたれにふれる位にかけて、腰をかるく曲げて膝から先は曲げても伸ばしても良いのでリラックスしましょう。

正しい姿勢・良い姿勢とは何ですか？

正しい姿勢とは自分の思い通りに安定して、身体をコントロールできる状態と当院では考えてます。もちろん効率の良い作業が出来るか、疲れにくさ、心地よいことも重要です。良い姿勢とは外からの見た目重視ではなく、1時間作業しても凝りや疲れを感じずに身体を自由に動かせる状態です。

ストレートネックと言われたことがあります。治りますか？

可動域を増やすことは可能であり、カーブを少し増やすことも不可能ではありません。真逆のカーブや首全体が真っすぐであれば首の下部の柔軟性が低下していることがほとんどです。可動域を増やす施術、ストレッチ、姿勢を意識してもらうことで柔軟性は増えます。そうなると肩こりや背中の痛みを感じる強さや頻度は軽減していきます。カーブをしっかりと出すまでには時間がかかります。その理由は1、2年等の短期でカーブを失った訳ではなく、5年以上の長期に渡る負荷がかかってストレートになったからです。

立っている状態と座っている状態で意識するポイントはありますか？

座位では腰は深くかけてリラックスする状態を意識します。デスクワーク時は視線の高さが重要なのでデスクトップか台に乗せるか傾斜をつけてノートPCを使います。立位時は一般的なS字のカーブになるので両肩をリラックスする以外は特別な注意は必要ありません。

スマホは首に良くないですか？

確かに使い方によっては首や背中に強い負荷がかかります。しかしながら私もスマホや読書を行います。結局は使い方次第になります。休みなく2時間連続で同一姿勢で操作をすれば首や背中の背面の緊張は強くなります。両脇を絞めて操作を行う、目線は水平かそのやや下の位置で、両肩を巻かないように使用すれば問題ありません。休憩を挟みながら使用しましょう。

姿勢矯正ベルトやコルセットは効果がありますか？

ぎっくり腰等の急性期やジムでの筋トレ、長時間の運転時にコルセットをつけることで腹圧が高まります。しかしながら装着時はかなりキツく感じる程の締め付けが必要です。ドラッグストアで購入できるメッシュの柔らかいものでは効果はあまり期待できません。

ストレッチポールや枕で、猫背やストレートネックは治りますか？

治りません。矯正枕やサポーターのようなものは販売されていますが、それらに乗ることでカーブが増えたり巻き肩が治ることは私の経験上知りません。ひとりひとりカーブの性質が異なり、身体の大きさや柔軟性も違うなかでワンサイズでカーブが増大する枕等はありえないと思った方がいいでしょう。

姿勢改善にはどれくらい時間がかかりますか？

人によります。年齢、柔軟性、身体の状態、セルフケアや姿勢のアドバイスを実践できるか、施術を受けられる回数、日々の姿勢や労働環境によって異なります。肩こりや腰痛等の可動域が低下している状態であれば数週間で改善していくことは多いです。姿勢の形状変化までとなると少なくとも数か月以上は必要になります。

骨盤矯正はダイエットに効果がありますか？

直接的にはありません。姿勢をよくすることで代謝があがるため、運動しやすい身体になり好循環につながることはあります。また尾てい骨付近の施術で便秘解消になることで一時的に宿便が出ることはあります。骨盤を整えるだけで体重減少が継続的に起こることはあり得ません。

姿勢を良くするにはどの筋肉を鍛えればよいですか？

筋肉を大きく肥大させる必要はありません。立ち上がる、歩く、止まる、屈む、昇り降りするといった基本動作が出来ていれば特別に鍛える必要はありません。既にある筋肉を機能的に使えるようにすることが大切です。

背筋を伸ばせばストレートネックは治りますか？

治りません。むしろ首のカーブが減少し、逆向きのカーブになるかもしれません。ストレートネックはミリタリーネック・アーミーネックとも言われ、上官に対する敬礼時の姿勢です。顎を引いて首のカーブが無くなっている状態です。本来は首のカーブは前面にある状態で、指一本分だけ顎を上げる状態が理想的です。

姿勢の悪さに悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは姿勢矯正と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。

一人で悩まず、まずは気軽にご連絡ください。

慢性的な肩こりが改善

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