腱鞘炎

腱鞘炎の症例報告

腱鞘炎とは

手首の腱鞘炎は手首や親指の付け根にあるトンネルのような鞘（さや）が炎症している状態です。繰り返しの反復動作や負荷のかかる姿勢、力を入れて作業が原因となることが多いです。

腱鞘炎は事務作業や音楽家、スポーツ選手など手や指を頻繁に使う人に多く見られます。また、女性の方が男性よりも発症率が高い傾向があり、妊娠から産後、更年期にかけて増加します。

手首や指の付け根の筋肉が繰り返しの負担によって損傷を受け、炎症が起こります。近年では長時間のパソコン作業やスマートフォンの操作により、若年層の発症も増えており仕事や生活に影響を与えます。

腱鞘炎を放置してしまうと、痛みを避けるために指を動かすことが減り、関節そのものが固まって動かしにくくなることがあります。

また、患部をかばうことで痛みがほかの部位に広がることもありますので、腱鞘炎治療は早めの治療がカギとなります。

腱鞘炎の原因

腱鞘炎の主な原因は以下の通りです。

反復動作や過度の使用

特定の動作や作業を繰り返すことで、手や腕の筋肉や腱に負荷がかかり、腱鞘が炎症を起こします。長時間のタイピング、マウスやスマホ操作により指、手首と肘の間の筋肉に痛みや機能障害を引き起こします。

姿勢の問題

高負荷の姿勢が継続的に続くことで、手首や親指の腱鞘に過剰な圧力がかかり、炎症が引き起こされます。育児、腕立て伏せ、ヨガの姿勢、裁縫、手作業、ゲーム等で筋肉の腱の片側が縮み、逆側が伸び切った状態になります。

急激な運動の増加

瞬間的な動きや、高重量の負荷によって、手や腕の筋肉や腱に負荷がかかり、腱鞘炎が発生します。重いベンチプレスやダンベルにより、挙上時に重さに対して手首が曲がります。瞬間的な挙動は怪我の要因になります。

腱鞘炎の原因としてこのようなものが挙げられますが、このうちのひとつだけが腱鞘炎の原因というわけではありません。

実際には、これらの原因が複雑に絡み合っているため、腱鞘炎を改善していくためには原因究明のための徹底的な検査が必要になります。

病院とはここが違います

腱鞘炎の場合、病院では次の治療法が一般的です。

薬物療法

腱鞘炎の治療は患部の安静と外用薬の湿布や軟膏などの鎮痛消炎薬である非ステロイド性抗炎症薬を使用しますが、効果は軽度ものに限定されます。また内服薬のNSAIDsやステロイド注射が行われることがあります。

ステロイド注射は、腱鞘炎の症状を迅速に改善する効果があり、ばね指やドケルバン病に対して有効率が高いです。しかし腱や関節の軟骨が弱くなったり、皮膚の変色が起きることもあるので接種頻度や回数に注意が必要です。

手術療法

重症の腱鞘炎、ばね指、ドケルバン病に対して切開して狭くなったトンネルや腱の隙間を広げる目的で行われます。ただし、一定期間は仕事や生活に制限があることと、大きい正中神経があり傷つけるリスクがあります。

また、手術後も再発率は50％という高い数値が報告されています。さらに、切開箇所が大きくなくとも手術痕が残ることもあり、皮膚や筋肉の違和感が続くこともあります。

腱鞘炎を改善するために

まずはあなたの腱鞘炎の問題の原因を明らかにします。現状を把握することが最も大切で、取り違えたまま治療を進めれば改善は見込めません。

当院では多角的に分析し、腱鞘炎の原因を見つけ出します。腱鞘炎は手首だけではなく、指や肘へのアプローチも必須です。そして手首は仕事や日常生活で毎日酷使する部位です。制限なく、思い通りの動きが出来るようにサポートします。

当院の特徴

豊富な知識と経験を持つ米国認定カイロプラクターである院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

米国認定カイロプラクターであり、手足の資格CCEPを保有する院長が、初回から最後まで責任をもって担当しますのでご安心ください。

腱鞘炎は肘や指、そして手首のアライメントを分析して施術を行います。院長自身も手首の怪我を何度も経験しており、お困りの方の力になりたいと強く思う症状のひとつです。臨床経験豊富な院長に何でもご相談ください。

腱鞘炎のQ＆A

腱鞘炎はマッサージをしても良いですか？

強い負荷でのマッサージや刺激はお勧めしません。筋肉に炎症が起きている状態では悪化することがあるからです。痛くない範囲でグーパーの体操や手首の曲げ伸ばしの動きであれば大丈夫です。

手首を温めた方が良いですか？

筋肉の炎症が起きている場合は温めることをお勧めしません。湿布やアイシングを用いることで多少の軽減がみられることもあります。その場合は手のひら側の手首を下の前腕を冷やしましょう。

テーピングやサポーターは効果的ですか？

手首をしっかりと固定することは効果的です。可動域を制限するようなものが適切で、緩すぎると効果はありません。どうしても手を使わないとならない場合は手首の固定を行いましょう。

運動しても良いですか？

腕立て伏せのような姿勢、瞬間的に力がかかるキャッチボール、ダンベルを使った手首のトレーニング、角度のつくタイピング作業は避けましょう。手から肘を使う動作は腱鞘炎を悪化させることがあります。

お勧めのストレッチはありますか？

肘を伸ばした状態で指先を上に向けてのストレッチと下に向けてのストレッチを痛みのない範囲で行う。いただきますの姿勢をとり両肘を少し下に下げる。注意点としては痛みのない範囲で行うことです。

腱鞘炎に悩んでいた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

当院のカイロプラクティックは腱鞘炎と相性がよく、劇的に改善するケースも見られます。腱鞘炎に悩まされていた皆さまも、当院でカイロプラクティックの施術を受けて身体の変化を実感しています。

院長はアメリカ四肢認定カイロプラクターの資格を有しております。四肢とは手足のことで、手首や腕、肘等の評価や施術を行うことができます。手首に関しての臨床経験も多数ありますので、お任せください。

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