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【顎関節症】マウスピース矯正で顎の痛みが悪化した
顎関節症で来院された女性(50代/会社員)の改善事例をご紹介します。
主訴(来院時の症状)
30年近く顎の違和感と痛みを患っている。多くの歯科院や整体に通ったが改善せずに現在に至る。高さ調整をしてから症状が悪化したため、歯科院での顎関節治療をストップしている。メスを入れたくないのでこちらに一度お世話になってみたい。
来院に至るまでの経緯
以前より嚙み合わせが悪く、色々な要素によりとうとう顎関節症になる。口腔外科でメスを入れる治療は避けたい。
顎関節に加え、体の歪みで首や腰、膝にかけても違和感がある。マウスピースは薄くなるほど噛みしめていた。前面の歯にのみ、5年ほど装具をつけている。
歯科矯正は昔のやり方で30年程に試みた。歯列は良くなったが、嚙みしめが強くなったことと硬い食べ物を避けている。自分では感じていないが、全国に飛び回っているのでおそらくストレス過多。
日常生活、気にせずあくびをしたり前歯や奥歯で美味しいものを気にせず食事を楽しみたい。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り
- 顎関節静的・動的可動域制限
- 嚙みしめ時に側頭部に筋の過緊張及び痛み
- 開口時に口角が左に振れる
- 開口時に右顎関節が先に動き出し、閉口時は左顎関節が先に閉じる
- 開口時は指が2本、約3㎝のみ
- 第1/2可動域制限 6/7頸椎間に浮腫
- 下顎頭前方変位 第6胸椎コブ角15.4度
- 立位時に乳様突起右へ4.37度 第1胸椎左へ1.66度
- 顎関節円板下部 前部3.61㎜ 後部7.73㎜
検査結果の分析により左顎関節及び上部頸椎神経機能低下・下部頸椎の可動域制限と判断
施術内容と経過
顎関節、第1頸椎施術、下部頸椎、仙腸関節の施術に重点を置いた。
治療開始直後は顎関節と下部頸椎の施術に重点を置いた。
仰向けと座位で施術を開始し、3週間目で顎関節痛の軽減がみられ、上部頸椎の施術も開始した。
施術の深さを出す為に施術箇所を絞って顎関節と下部頸椎、仙腸関節に施術に変更。マウスピースを外してもらい、閉口施術と開口施術を行った。8週目には可動域の増加を確認。開口時に指が3本入るようになった。
会食の機会が多く、以前はフランスパンは中身だけちぎって食べていた。治療開始3か月目にして好物のアーモンド、ヌガーバー、ぬれ煎餅、漬物にチャレンジして食べられるようになった。
院長からのコメント
慢性的な顎関節症でつらいなか、よく頑張られました。過去にアメリカでカイロプラクティックを受けられていたからか、リラックスが上手で施術の深さを出せたことも反応が早かった一因です。
日々の楽しみであるべきはずの食事が苦痛に感じることはとてもストレスになります。会食以外の外食の頻度が増えたことはとても喜ばしいです。
これからしっかりとサポート致します。信頼していただきありがとうございます。
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今月のご予約枠
ご予約多数のため、ご案内できる日時はお問い合わせください。
初回は1日4名まで
根本改善を目指す当院では、原因特定のために初回の多くの時間を問診と検査に費やしています。
一日の予約枠が元々限られていることに加え、初回は問診・検査の入念な準備も必要になるため、初診受付は1日4名までに制限しております。予約が取りにくい曜日や時間帯もありますので、早めにご予約ください。
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