背中の痛み

背中の痛みの症例報告

背中の痛みについて

背中の痛みは肩甲骨や背骨周辺の不快感や張り、痛みがあることを指します。原因は多岐にわたり、筋肉の過度な緊張、姿勢不良、ストレス、さらには神経や椎間板の問題によって引き起こされます。

厚生労働省の国民生活基礎調査によると、腰痛を含む背中の痛みは男性の約8.7%、女性の約11.2%が悩んでいるとされています。これは約1000万人以上の日本人が背中の痛みに悩んでいることを表しています。

背中の痛みが悪化すると肩や首、腰にまで広がり、日常生活の質が著しく低下します。姿勢が悪化すると、痛みや不調を引き起こし、消化器や呼吸器にも症状が発展することがあります。

また睡眠障害や不安やストレスの増加により、社会生活にまで影響を伴います。背中の痛みは背骨全体のバランスが崩れる原因となります。さらに悪化すると椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に進行することもあります。

背中の痛みの原因

背中の痛みは以下のような要因から発生します

姿勢の悪さ

長時間のデスクワークや前傾姿勢で背中に過度な負荷がかかります。

筋肉の緊張

精神的なストレス、姿勢が疲労が背中の筋肉の過緊張を起こします

加齢

加齢により骨や関節の変性が進みます

椎間板や神経根

ヘルニア、脊柱管狭窄症などの神経機能障害が痛みやしびれを引き起こします

内臓疾患

胆のうや膵臓の炎症などは背部痛を伴います

外傷

転倒や事故による背中の打撲や捻挫などが原因となります

背中の痛みはいくつもの要因が複雑に絡み合っており、姿勢や筋肉はもちろん、ストレスや内臓疾患にも関係しています。

その理由は背中の神経は心肺機能や胃腸をコントロールしているからです。そして肩、胸や腰にまで筋肉がつながっているために背中の不具合が全身の広範囲にまで影響を及ぼします。

病院とはここが違います

当院では背中の痛みの根本原因を探るために、多角的な検査を行うことで数値化します。原因を明確にすることで背中だけではなく、首や腰までチェックして包括的な施術を提供します。

一時的な対処ではなく、根本からの改善を目指しています。

薬物療法

湿布や鎮痛消炎薬は、軽度なものにしか効きにくいことがあります。抗炎症薬や筋弛緩剤は長期使用による副作用のリスクや依存性、胃への負担や眠気などの副作用があり、効果にばらつきもあります。

運動療法

急に背中を動かすことで症状が強まることもあり、個人で行う際は注意が必要です。継続する為には強い意志が必要とされ、効果にばらつきが出てしまいます。また効果が現れるまで時間がかかります。

手術療法

神経圧迫等の軽減手術は切開を伴うため身体への負担が大きいと言えます。侵襲的で身体に負担がかかる為に合併症リスクを伴い、リハビリも必要です。再発するケースも多いですが、気軽に何度も手術を繰り返すことはできません。

物理療法

内臓疾患や神経根への手術は負担がかかります。感染症や合併症のリスクもありますが、予後にバラつきがあり、背中の痛みが再発、悪化するケースも珍しくありません。

背中の痛みを改善するために

まず背中の痛みの原因把握に注力します。なぜなら原因を取り違えたまま治療を進めてしまっては改善を見込めないからです。まずは背中自体に問題があるのか、首や腰も関係しているかを分析して、その原因を明らかにします。

当院では症状を多角的に分析し、原因を見つけ出します。

そして、当院における背中の痛みの過去の改善事例と照らし合わせて、最短で改善するためのプランをご提案します。

当院の特徴

当院では背中の痛みの症状に応じた適切な検査と評価を重視しています。背中の状態や筋肉の張り、神経機能や脊椎の関節の状況を正確に把握し、個別の施術計画を立てることで改善を目指します。

また姿勢や生活習慣に合わせたセルフケアも指導し、日常生活の中で効果を実感できるようサポートいたします。

施術を重ねていくなかで変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

背中の痛みのQ＆A

背中のこりと猫背は関係がありますか？

大いに関係しています。猫背の多くは首の前傾と巻き肩によるものです。その姿勢が長く続くことで背中の後弯と呼ばれる後ろのカーブが減少します。肩甲骨と背骨の間や肩の近くの筋肉が前傾により引っ張られて、常に緊張している状態になります。背中に動きを作ることと、首や肩のケアや日頃の姿勢がとても大切になります。

デスクワークが多いので巻き肩になります。対策はありますか？

まずは定期的に動かすことが重要です。肩甲骨同士をくっつけて、離す動作を繰り返すことをお薦めします。当院のSNSにも背中や肩甲骨のストレッチ動画は多くありますので、参考にして下さい。

過去に四十肩を経験してから背中のこりが強くなっています。関連性はありますか？

関連があると推測できます。四十肩は肩関節周囲の筋肉や腱の炎症により、肩の動きが制限される状態です。この炎症や痛みを避けるために、他の筋肉、とくに背中の筋肉が過度に緊張します。更にこの緊張は肩甲骨や背中の動きが制限され、その周囲の筋肉が代償的に背中のこりを生じさせます。

背中の姿勢が良くなると身長は伸びますか？

姿勢が悪い方は施術やストレッチ、姿勢を意識することで1‐2㎝程度伸びることは珍しくありません。本来は1‐2㎝高い状態が悪い姿勢により、低く見えていたという認識が正しくなります。また背骨にある24個の椎間板は水分を多く含んでおり、中心部の髄核は9割を越えます。朝と夜で身長差があるのは各椎間板にかかる圧力により、夕方以降はその影響を受けます。成人では朝夕の身長差が2㎝程度あるとされています。施術、姿勢、水分摂取等で健康診断時に前回よりも高くなったというご報告は珍しくありません。

背中に効くストレッチはありますか？

背中に僧帽筋や肩回りの筋群がいくつもあります。背筋の筋力測定を経験したことがあるはずですが、背中の筋肉はとても強く、筋肉量は多いです。腰を反りすぎずに肩甲骨同士を寄せる動き、つまりボート漕ぎのような動作をお薦めします。

ストレートネックと診断され、肩こりも強いです。背中との関連はありますか？

大きく関連しています。ストレートネックのほとんどは首の下部と背中上部のつなぎ目に負担がかかっている状態です。腰や背中にまったく問題がなく、首だけがストレートになっている方はほぼいません。首と背中はＳ字のカーブを形成しており、多くの場合で背中のカーブの減少や前傾が見受けられます。

カバンとリュックではどちらが良いですか？

人と場合によりますが、ノートパソコンやある程度の重量になるならリュックをお薦めします。長い時間、長距離歩いての移動であれば腰のベルト付きのリュックもお薦めします。手提げカバンやたすき掛けのショルダーバッグは肩の左右差が顕著になるので軽量の物に留めましょう。

枕や寝る姿勢、マットレスと背中の痛みは関係しますか？

影響します。仰向けで気をつけの姿勢での就寝をお薦めしていません。少し斜めか横向きが理想ですが、硬すぎる床であれば体重を分散できずに腰や背中に負担が強まります。柔らかすぎるマットレスや沈み込むベッドもお薦めしません。

背中をマッサージしても良いですか？

軽いマッサージを受けることは問題ありませんが、理想的には自分で肩甲骨や背中のストレッチを行うことをお勧めします。ストレッチにより肩甲骨や背筋の可動域を広げ、筋肉の柔軟性を高めることで血流を促進します。マッサージは一時的な緩和やリラクゼーションを提供しますが、ストレッチは長期的な予防策としても優れています。

背中の痛みで悩まされていた方が当院のカイロプラクティック施術を受けて、このような変化がありました。

背中の痛みといってもしびれ、凝り、可動域制限、鈍痛といったように多岐にわたります。つまり多くの場合は根本的な原因までアプローチできていません。

当院では検査や現状把握を重要視し、施術だけではなく、日々のアドバイスをお伝えしております。姿勢やストレッチを組み込むことで症状緩和だけにとどまらずに真の健康まで見据えております。

背中の痛みでお困りでしたら、お気軽にご連絡ください。

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