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【側弯症】コブ角13度で湾曲が増えるのが不安
側弯症で来院された女性(10代/学生)の改善事例をご紹介します。

主訴(来院時の症状)
軽度の側弯で、痛みはないが肩こりや背中の窮屈さを感じる
来院に至るまでの経緯
学校のモアレ検査がきっかけで医療機関を受診後に母親と来院。手術や装具装着をするほどでも無いが出来ることがあればと相談を受ける。
通学や塾通いが週に5日ほどあり、勉強道具一式が重く日常的に負担がかかっている。成長が早いこの時期に湾曲が増えないか、以前は感じなかった肩こりや背中の窮屈さを感じていることを危惧。
通学に片道1時間、塾と自宅での勉強が3時間程、大きいバックパックとサブバックで通学。整形外科では胸椎のコブ角が13度との診断を受けた。
検査と所見
初回検査結果は以下の通り。下記の数値は画像データを当院の専用ソフトにて読み取り、独自に計測したものです。
- 立位で肩の左右差、左に3.61度傾斜
- 耳下の乳様突起は肩と逆へ右に2.78度傾斜
- 第1胸椎7.8度
- 第8胸椎14.3度
- 第3腰椎9.6度
- 前屈時に右肩甲骨が軽微なハンプ
- 腰部のくびれ左右差や脊椎の大きな捻じれは無し
- 前傾時に肩甲骨上部の緊張や背中に窮屈さが増大
- 仙骨が1.9度左へ、大腿骨骨頭は0.87度右へ
施術内容と経過
第8頸椎、仙骨及び仙腸関節、第7頸椎/第1胸椎の施術に重点を置く。

仙骨及び仙腸関節、第8胸椎、第7頸椎/第1胸椎をうつ伏せと仰向けで施術した。肩甲骨可動調整は座った状態で反復運動、自宅や学校でも出来るストレッチを伝えた。
ストレッチで直接コブ角の低減は考えにくいが、胸椎の可動域増加につながるので習慣化してもらった。施術も痛くないとのことだったがリラックスがとても上手。
施術のペース
週に2回の施術を8週間、その後は週に1回3か月間行った。
座る姿勢の改善、立て腰にならないようにリラックスを心掛けてもらい、通学時のバックパックは紐を調整し体幹に近い位置で固定した。
施術開始当初から施術箇所の可動を感じ、実際に次のような変化が見られた。
施術箇所 | コブ角などの変化 |
---|---|
左肩への傾斜 | 3.61→1.02 |
右耳への傾斜 | 2.78→0.82 |
第1胸椎 | 7.8 →5.2 |
第8胸椎 | 14.3→12.1 |
第3腰椎 | 9.6 →9.3 |
仙骨 | 1.9 →1.51 |
大腿骨骨頭 | 0.87→0.00 |




※当院では診断や医療行為は行っておりません
※個人差があり効果を保証するものではありません

装具を付けることで側弯のカーブが減少することは少なくありません。しかし正しく計測、作成、装着しなければ、肩や耳の左右差が増加することもあります。
つまりコブ角の数字やカーブだけではなく、一歩引いて全体を確認しながら施術を行う必要があります。
院長からのコメント
ご本人も受験を控えていて、学校に塾に忙しいなか頑張って来院されました。
日本では馴染みの薄いカイロプラクティック、そして当院を信頼していただき感謝するとともにお二人の笑顔をみることができて安心しました。
再撮影時の分析結果をお伝えした際のお母さまの笑顔もはっきりと覚えています。
コブ角が比較的少ない数値であったこと、身体の柔軟性が高かったこと、施術の頻度を継続できたこと、施術時のリラックスが上手く施術の深さを出せたこと、日常生活の姿勢やストレッチを頑張ってくれたことが今回の結果につながりました。
側弯の方はどうしても「コブ角の数値」に目がいきがちです。
しかしながら姿勢検査、姿勢分析ソフト、レントゲン画像の3つとも頭と肩の左右差があり、そちらにも良い変化があったことが嬉しかったです。
立位時に左右差が顕著だった耳、肩の差が通常の数値内に戻るだけではなく、重いカバンを背負っていても疲れにくくなったことも身体の反応が良かったです。
側弯症でお悩みなら…
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