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自律神経の乱れ、病院で異常なしと言われたら


「なんだか最近ずっと疲れている」「夜なかなか眠れない」「病院で検査しても異常なしと言われてしまった」。そんな悩みを抱えたまま、日々をやり過ごしていませんか?
じつはそのお悩み、自律神経の乱れが深く関わっているかもしれません。自律神経は私たちの意識とは無関係に、体のあらゆる機能を24時間コントロールしている仕組みです。
このページでは、自律神経がうまく機能しなくなるとどんな症状が起こるのか、なぜ乱れてしまうのか、そして根本から整えるためには何が必要なのかを、カイロプラクターとしての臨床経験も交えながら丁寧にお伝えしていきます。


慢性的な疲れ・不眠・動悸・めまいでお悩みの方が院にも多く来られます。「病院で異常なし」と言われた経験のある方ほど、最後まで読んでみてください
自律神経には、日中の活動や緊張時に優位になる「交感神経」と、夜間やリラックス時に優位になる「副交感神経」の2種類があります。この二つが状況に応じてスムーズに切り替わることで、私たちの体は健康な状態を保っています。
ところがこのバランスが崩れてしまうと、全身にさまざまな不調が現れてきます。しかも外見からはまったく分からないため、周囲に「気のせいじゃない?」「少し休めば治るよ」と言われてしまうことも少なくありません。
頭痛、動悸、めまい、耳鳴り。これらは自律神経の機能が低下したときに出やすい代表的なサインです。そのほかにも、のぼせや手足の冷え、胸やみぞおちのつまり感、胃もたれや消化不良、慢性的な倦怠感といった症状が現れることがあります。
「胃が最近弱くなった気がする」「なぜか冷えがひどくなった」——そう感じているとしたら、それは体からの大切なサインかもしれません。
身体だけでなく、精神面にも影響が出るのが特徴です。イライラしやすくなる、急に不安感に襲われる、物事に集中できない、やる気が湧かない。これらも自律神経の機能低下が原因で起こりやすい状態です。
症状が長引くとうつ病などの精神疾患に発展するケースもあるため、「なんとなくメンタルが弱くなった気がする」と感じている方も、一度ご自身の神経の状態を確認してみることをおすすめします。
そういう私自身もアメリカ留学時代に抑うつ状態やパニック障害を伴ったこともあります。精神的ストレスが身体に影響を与え、身体的ストレスが精神にも与える両側通行です。
「原因が分かれば対処できるのに」と思いたいところですよね。ただ、これまで多くの方の検査やカウンセリングを重ねてきた経験から断言できることがあります。自律神経の不調は、ひとつの原因だけで起こることはほとんどありません。
過度の精神的ストレス、慢性的な睡眠不足や不規則な生活リズム、長時間のデスクワークによる姿勢の問題、タンパク質・ビタミン・鉄などの栄養不足、騒音や温度変化といった環境的な要因、カフェインやアルコールの過剰摂取——これらが複雑に絡み合って発症するのがこの症状の特徴です。
特に女性は、月経前後や産後・更年期といったホルモンバランスが揺れやすい時期に症状が強く出やすい傾向があります。一方で男性も40代以降にホルモン分泌が低下し始めると、疲労感や意欲の低下、イライラといった症状が現れることがあります。
だからこそ、一人ひとりの体の状態を丁寧に検査で把握することが、根本改善への最短ルートになります。「なんとなく不調」で終わらせないでほしいのです。
頭痛やめまいで内科・神経内科を受診しても「特に問題ありません」と言われた経験はありませんか?自律神経の機能が低下している状態は、血液検査や画像検査の数値には現れにくいという特性があります。
日本心身医学会は「多様な自律神経系の症状を有し、しかも検査では器質的な病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」という定義を示しています。つまり、検査で異常が出ないのは当然の話なのです。
だからといって、我慢し続けるしかないわけではありません。器質的な異常がないからこそ、自律神経そのものに直接働きかけることで改善できる可能性があるという事実を、ぜひ知っておいてほしいと思います。
病院や一般的な治療院では、薬物療法・理学療法・生活指導・心理療法といったアプローチが用いられます。それぞれに一定の意義があり、症状の軽減に役立つこともあります。ただ、根本改善という観点では限界を感じている方も多いのが現実です。
たとえば薬物療法は、頭痛・動悸・不眠などの症状に応じて処方が行われますが、あくまでも症状を和らげることが主な目的です。「薬を飲めば楽になるけれど、やめると元に戻ってしまう」というお声はよく耳にします。
生活指導においても、「早寝早起きを心がけましょう」「適度に運動しましょう」という内容は、すでにご存知のことがほとんどではないでしょうか。分かっていても実践が難しい状況の中にいるからこそ、こうした症状で悩んでいるわけですよね。
カイロプラクティックと聞くと、肩こりや腰痛のケアをイメージされる方が多いかもしれません。ですが、神経系にアプローチするという点で、自律神経の問題にも非常に有効な施術です。
カイロプラクティックドクターは、背骨から伸びる神経の専門家です。自律神経は背骨の各部位を通って全身の臓器や組織とつながっています。そのため、背骨のゆがみや関節の動きの制限が、神経の伝達に影響を与えることがあります。
たとえば胃や食道の不調があれば肩甲骨の内側を、動悸や発汗の症状があれば頭の付け根や背中の上部を、手のしびれや緊張感があれば首の下部を重点的に確認します。
症状の出ている場所だけを見るのではなく、身体全体を俯瞰しながら根本にある問題を探していく——これがカイロプラクティックならではのアプローチです。
施術を通じて、実際にどのような変化が生まれているかをお伝えします。「身体が楽になって、家族と旅行に行けるようになった」「薬を飲み忘れる日が増えてきた」「不安なく仕事に打ち込めるようになった」「笑顔が増えたと言われるようになった」——こうした声を多くいただいています。
10代の頃からの偏頭痛と全身疲労に長年悩まされていた方が、施術を始めてわずか2週間で頭痛薬が不要になり、腰・背中・肩の痛みが解消されたというケースもあります。「子供に最近優しいね、と言われるようになった」というお言葉は、今でも印象に残っています。
また、倦怠感と睡眠障害で複数の鍼灸院に通っても改善しなかった方が、当院での施術開始から1ヶ月ほどで寝つきが改善され、2ヶ月目には姿勢や巻き肩にも変化が出たという嬉しい報告もありました。
「もう少し様子を見よう」と思っているうちに、半年・1年と経ってしまうことがあります。自律神経の不調は放置することで、原因がより複雑に絡み合い、回復に時間がかかるようになります。
症状が慢性化すると不安感やストレスが上乗せされ、それがさらに症状を悪化させるという悪循環に陥ることもあります。早めに体の状態を把握することが、最終的な回復を早める最も大切なポイントのひとつです。
「我慢すれば治るかもしれない」という気持ちはよく分かります。ただ、専門家として正直に言えることは、原因が分からないまま時間が経つほど遠回りになるということです。
アメリカのパーマー大学で学び、オランダのクリニックで臨床を積んできた中で、神経系の問題に悩む多くの方々と向き合ってきました。「検査で異常なし」と言われながらも、つらさを抱えたまま日々を過ごしている方が、正しいアプローチで少しずつ回復していく姿を何度も目にしてきました。
なにより私自身も鬱やパニック障害もを経験したことで辛さや不安感を伴う気持ちはよく分かります。休みなく働き続けている身体や心に、ぜひ愛情を持って接してあげてください。

