
院長:吉田お気軽にご相談ください!
2026年8月19日から27日まで、カイロプラクティックの知見を深めるため、フロリダ州とイリノイ州を訪問しました。


私はアメリカのパーマー大学のメインキャンパスであるアイオワ州ダベンポートででカイロプラクティックを学び、D.C.(Doctor of Chiropractic)の学位を取得しました。卒業後はアメリカとオランダで臨床経験を積みました。
現在は東京・恵比寿でヨシダカイロプラクティック恵比寿整体院を運営していますが、日本に帰国後も卒後教育でオンライン、オフラインでの勉強を続けております。カイロプラクティック発祥の地であるアメリカや欧州での教育や現場に触れ、知識を更新し続けることを大切にしています。
今回の主な目的は、次の3つです。
技術や身体に関する知識だけでなく、教育、スタッフの役割分担、院内マネージメント、保険制度の違い、AIの活用まで幅広く話を聞くことができました。
今回、私の母校であるパーマー大学のフロリダキャンパスを初めて訪問しました。
私が卒業したのは、アイオワ州ダベンポートにあるメインキャンパスですが、フロリダにもカイロプラクターを養成するキャンパスがあります。
同じ大学でも、フロリダキャンパスは気候や建物、学生の雰囲気がダベンポートとは大きく異なり、とても新鮮に感じました。






【キャンパス内・実習設備の写真】
キャンパス内は開放感があり、学生がカイロプラクティックを学ぶための設備や環境も整っています。
自分が学生だった頃を思い出すと同時に、現在の学生がどのような環境で学び、臨床に向けた準備をしているのかを知ることができました。


キャンパスの視察に加え、今回はカイロプラクティックに関するセミナーにも参加しました。テーマ技術臨床と小児についてでした。
子どもの身体をみる際は、成人と同じように考えるのではなく、成長段階や発達、年齢による身体の違いを踏まえる必要があります。
今回のセミナーでは、子どもの身体を評価するときの考え方や、年齢に応じた接し方、安全性への配慮について改めて整理することができました。
新しい知識を得るだけでなく、現在行っている検査・評価や患者さんへの説明を見直す良い機会にもなりました。
アメリカと日本では、カイロプラクティックを取り巻く制度や社会的な位置づけが異なります。
アメリカでは、所定の教育課程を修了し、州ごとの資格要件を満たしたカイロプラクターがD.C.として活動しています。院の規模や保険の扱い、スタッフ構成も日本とは異なり、複数の専門職が一つの施設で働くケースもあります。
一方、日本ではカイロプラクティックは法制化されておらず、アメリカと同じ資格制度が存在するわけではありません。
そのため、アメリカで行われていることを、そのまま日本に持ち込めるわけではありません。制度や文化の違いを理解したうえで、患者さんへの説明、院内の仕組み、スタッフ教育など、日本でも活かせる部分を選ぶ必要があります。
フロリダでの滞在後はシカゴへ移動し、郊外のアーリントンハイツにあるMomentum Health Centerを訪問しました。
オーナーのDr. Michael Dziurgotは、アメリカのカイロプラクターです。
院ではアソシエイトカイロプラクターに加え、ナチュロパシックドクターやフィジカルトレーナーなどを雇用し、それぞれの専門性を活かしたチームをつくっています。
今回の面談では、アメリカにおける新規患者の動向、継続率、スタッフの雇用、受付時間、保険制度、料金設定、院内マネージメント、患者教育、チームビルディングについて、かなり具体的な話を聞くことができました。
国や制度は違っても、患者さんが安心して通える環境をどのようにつくるのか、スタッフがそれぞれの役割を理解して働ける仕組みをどう整えるのかという本質的な部分には、多くの共通点があります。
Dr. Michaelは2019年に来日した経験があり、日本に対して好意を持ってくれています。面談後は隣町のローカルなタコス店へ移動し、食事をしながら、アメリカでの生活やクリニック経営についてさらに話を聞きました。
アーリントンハイツは日本の大きなスーパーマーケットもあり、駐在員も多く滞在しています。実際に院にも日本人の来院があるようです。シカゴのオヘア空港から20分の好立地なので、お困りの際はお勧めします。


(色んな話をしながら没頭したので、院内の撮影を失念しました。院見学後にはSchaumburgへ移動してメキシカンをいただきました。 )
シカゴ中心部とは異なる郊外型クリニックの立地や、そこで暮らす人たちの生活を実際に見ることができたのも、大きな収穫でした。最後には、来年もアメリカで再会することを約束しました。
今回の出張では、カイロプラクティックアシスタントのHirai氏とも面談しました。
アメリカでは、CA(Chiropractic Assistant)と呼ばれるスタッフが、カイロプラクティック院の運営において重要な役割を担っています。
カイロプラクティックアシスタントとしての専門教育を受けています。その仕事は、受付や会計、予約管理だけではありません。新規患者への対応、保険請求、院内のフロー管理、エクササイズの指導、レントゲン撮影に関する業務など、幅広い役割を担当しています。
日本には、アメリカと同じ制度に基づくカイロプラクティックアシスタントという職種はありません。そのため、今回の面談で初めて知ったことも数多くありました。
誰が、どのタイミングで患者さんに説明するのか。新規の患者さんをどのように迎え、院内を案内するのか。予約から会計までの流れを、どのように滞りなく進めるのか。
こうした役割分担が明確になることで、カイロプラクターは検査・評価や施術に集中しやすくなり、患者さんにとっても分かりやすく、安心できる環境につながります。
アメリカの仕組みをそのまま日本へ導入することはできませんが、ヨシダカイロプラクティック恵比寿整体院の運営にも応用できる考え方が複数ありました。今後、当院の規模やスタッフ構成に合わせて取り入れていきたいと思います。
今回学んだ内容は、知識として持ち帰るだけでは意味がありません。
臨床現場、説明、アドバイスや院運営まで、恵比寿の院で応用できる点を整理しています。
私はパーマー大学を卒業して終わりではなく、これからも新しい知識に触れ、自分の臨床や院のあり方を見直し続けたいと考えています。
アメリカの方法を無条件に取り入れるのではなく、日本の制度や、恵比寿に通う患者さんのニーズに合わせて取捨選択することも必要です。
今回得た知見を、より分かりやすい説明、安心して通える院内環境、スタッフとの連携、そして日々の検査・評価や施術へ少しずつ還元していきます。
今後も新しい情報に触れられるよう、日々の臨床と院づくりに取り組んでいきます。
今後のヨシダカイロプラクティック恵比寿整体院に、ぜひご期待ください。
期間:2026年8月19日~27日