へバーデン結節

ヘバーデン結節の症例報告

へバーデン結節とは

へバーデン結節は、手指の第1関節（DIP関節）に発生する変形性関節症の一種です。関節の腫れや痛み、こぶ状の隆起が特徴で、物をつかむ・ひねるなどの基本的な動作が困難になります。

この症状は、発見者のイギリス人医師William Heberdenにちなんで名付けられました。

へバーデン結節は、とりわけ更年期以降の女性に多く見られる症状です。女性の発症率は男性の約10倍とされており、50代女性の約3割、70代では約5割に症状が見られます。日本全体では数百万人が影響を受けていると推定されています。

へバーデン結節を放置すると関節の変形が徐々に進行し、指の曲げ伸ばしが困難になります。日常生活での不便さが増し、関節の変形が進行すると痛みも慢性化します。最悪の場合は関節が完全に固まり、動かなくなります。

へバーデン結節の原因

ヘバーデン結節は以下のような要因から発生します

加齢

関節や軟骨の摩耗が進むことで、骨同士が接触して関節の変形が起こります

筋肉の緊張

精神的なストレス、姿勢が疲労が背中の筋肉の過緊張を起こします

女性ホルモンの影響

閉経後、女性ホルモンの減少やバランスの変化が関節の軟骨や骨に影響を与えます

過度な負担

長年の手作業や力仕事により、関節に摩耗や負荷が蓄積されます

遺伝的要因

家族内で発症することもあり、遺伝的な影響も考えられます

外傷

指の怪我や骨折の既往がある場合、その部位に発症しやすくなります

へバーデン結節は加齢、使いすぎやホルモンの影響等の要因が複雑に絡み合っており、変形や痛みとして現れます。

その理由は背中の神経は心肺機能や胃腸をコントロールしているからです。そして肩、胸や腰にまで筋肉がつながっているために背中の不具合が全身の広範囲にまで影響を及ぼします。

病院とはここが違います

当院ではへバーデン結節の指だけではなく、手首、前腕や首までチェックして包括的な施術を提供します。

痛み止めの服用

種類によっては改善が見込めなく、副作用が出る可能性がある。

湿布や塗り薬

関節に直接的に働きかけないので効果が感じられるケースは極めて少ない。

理学療法

関節の柔軟性維持や筋力強化には役立ちますが、ヘバーデン結節の骨変形自体にはアプローチしにくい。

手術療法

軟骨を切除して骨をネジで固定しても、痛み自体は変化が無いことがある。手術で第1関節が曲がらなくなり、細かい作業や手作業の制限は逆に増えることがある。関節の可動域が制限されることが珍しくない。

ヘバーデン結節を改善するために

へバーデン結節の原因を正確に把握することに注力します。誤った原因のまま治療を進めてしまうと、改善が期待できないからです。指の関節自体に問題があるのか、手や手首の使い方、日常的な負荷も関係しているのかを分析し、原因を特定します。

当院では症状を多角的に分析し、原因を見つけ出します。

そして、当院におけるヘバーデン結節の過去の改善事例と照らし合わせて、最短で改善するためのプランをご提案します。

当院の特徴

へバーデン結節の症状に対して、指関節の状態や炎症の程度、指の可動域と筋力、そして日常生活への影響度を丁寧に評価します。これらの評価結果に基づき、一人ひとりの進行度や生活スタイルに合わせた最適な施術計画を立案します。

さらに施術だけでなく、日常的な手指の使い方の指導や効果的なセルフケア方法の提案、生活習慣の改善アドバイスも提供します。このような総合的なアプローチにより、着実な症状改善と日常生活の質の向上を実現します。

施術を重ねていくなかで変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。

ヘバーデン結節のQ＆A

へバーデン結節は自然に治りますか？

へバーデン結節は残念ながら自然治癒することはなく、適切な管理を行わないと関節の変形が進行し、痛みが増悪する傾向にあります。

カイロプラクティックでは治るのですか？

当院では関節の可動域を増やすことを第一に考えています。動きの範囲や柔軟性が増えると、動かしやす当院では、関節の可動域改善を重視し、指、手首、肘、首の総合的な施術を行います。骨の変形自体は元に戻せませんが、動きやすさと痛みの軽減を目指した治療を提供しています。

痛みが出る度に痛み止めを飲んでも問題ありませんか？

痛み止めの使用については、必ず主治医の指示に従うことが重要です。症状が安定している時期に施術やセルフケアを行うことで、薬への依存度を下げることが可能です。

へバーデン結節の人がやってはいけないことは？

症状を悪化させるような強い負荷がかかる動作は避けましょう。重いものを指先で持つこと、固くて小さい細いものを強く握ること、指や前腕を冷やすこと、関節に対してダイレクトに押したり強いストレッチをかけることは悪化させる原因になります。

毎日の家事に支障が出ているが、何か良い対策は？

日常生活での注意点として、指先での重いものの把持や、小さな物を強く握る動作は避けるべきです。また、指や前腕の冷却、関節への直接的な強い圧迫やストレッチも症状を悪化させる可能性があります。

手首や肘にも痛みが出てきたが、これは関連がありますか？

手首や肘の痛みについては、指を動かす筋肉が肘から指先まで連続していることから、深い関連があります。そのため、当院では手首や前腕を含めた総合的なアプローチを行っています。

完治は無理でも少しでも痛みを減らす方法はありますか？

アプローチ法はいくつかあります。可動域や痛みの強弱に合わせた施術を行います。骨の変形があっても可動がある場合は関節の柔軟性を増やし、血流改善を図り炎症を抑えます。可動域制限が強い場合は手の平から肘にかけて手をあてながら施術します。骨の変形を元に戻すことは難しいですが、可動性を増やすことで炎症や痛みの改善を図ります。

痛みが強い場合も温めるべきですか？

筋肉に炎症があり熱を持っている場合は冷やすことをお勧めします。一方、症状が慢性化している場合は、第1関節、手の平、前腕の内側を温めることで改善が期待できます。

関節リウマチとの違いは何ですか？

関節リウマチは自己免疫疾患で、手指の付け根や手首、足などに症状が現れます。一方、へバーデン結節は過度な負荷や加齢などが原因の変形性関節症で、主に指の第1関節に発症するという特徴があります。

食事療法やサプリメントは効果がありますか？

食事療法やサプリメントの効果は限定的です。ただし身体を冷やさない工夫や加工食品を控えたバランスの良い食事を心がけることは大切です。オメガ3、コラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、ビタミンDの摂取は推奨されることもありますが、これらのサプリメントだけでは改善は期待できません。

ヘバーデン結節に悩まされていた方が当院のカイロプラクティック施術を受けて、このような変化がありました。

当院では検査や現状把握を重要視し、施術だけではなく、日々のアドバイスをお伝えしております。姿勢やストレッチを組み込むことで症状緩和だけにとどまらずに真の健康まで見据えております。

ヘバーデン結節でお困りでしたら、お気軽にご連絡ください。

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