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慢性便秘で悩んでいる方へ|原因と改善の近道

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もう何年も、ほぼ毎日お腹の張りを感じながら過ごしている…そんな方はいませんか。薬を飲めば出るけれど、やめるとまた元に戻ってしまう。「結局これって一生治らないのかな」とあきらめかけている方もいるかもしれません。

実は、そのような慢性便秘には、繰り返しやすくなる明確な原因があります。原因を正しく理解して、そこにアプローチすることで、薬に頼らなくても腸が動きやすい体になっていくことは十分に可能です。今日は、慢性的な便秘が起きる理由と、日常でできる改善のポイントをお伝えしますね。

院長:吉田

「便秘はずっとこういうものだと思っていた」という方が本当に多いんです。でも慢性的な便秘には必ず理由があります。その原因を一緒に探っていきましょう。適切なアプローチで、身体が変わるキッカケに⁉

目次

慢性便秘とはどんな状態なのか

一般的に便秘とは「排便が週3回未満」または「硬い便で排便時に強くいきむことが多い」「残便感がある」などの状態を指します。そのような状態が6ヶ月以上続くと、慢性的な便秘として捉えられます。一時的な便秘と違い、慢性的なものは生活習慣や体の機能そのものに問題が生じているケースがほとんどです。

慢性的な便秘は大きく2種類に分けられます。腸の病気や腫瘍が原因の「器質性便秘」と、腸の機能や動きの問題による「機能性便秘」です。日常的に悩んでいる方のほとんどは後者の機能性便秘に該当します。機能性便秘はさらに、便が腸を通過する回数自体が少ない「排便回数減少型」と、腸には便があるのに出しにくい「排便困難型」に分けられます。

慢性的な便秘を繰り返す5つの原因

便秘が慢性化する背景には、複数の原因が絡み合っているケースがほとんどです。「食物繊維をとっているのに便秘が続く」という方も多いですが、それは食事以外にも原因があるからです。ここでは主な5つの原因を一つひとつ見ていきます。

① 自律神経の乱れ

腸の動き(蠕動運動)は自律神経によってコントロールされており、自律神経が乱れると腸のはたらきに直接影響が出ます。副交感神経が優位なときに腸はよく動き、逆に交感神経が過剰に働くと腸の動きが抑制されてしまいます。

学生時代や社会人になってから、緊張でお腹を壊したり、出そうで出ないけどトイレを往復したりの経験はありませんか?

仕事のストレス・睡眠不足・不規則な生活などが続くと、慢性的に交感神経が優位な状態になりやすく、腸が動きにくい体になってしまいます。「ストレスが多い時期に特に便秘が悪化する」という方は、まさにこの自律神経の影響を受けています。

② 女性ホルモンの影響

女性は男性に比べて便秘になりやすいですが、その大きな理由のひとつが女性ホルモンです。排卵後から生理前にかけて増加するプロゲステロン(黄体ホルモン)には、腸の蠕動運動を抑制する作用があります。そのため、生理前になると特に便秘が悪化しやすくなるのです。

また、妊娠中・産後・更年期などホルモンバランスが大きく変化するタイミングでも、便秘症状が強くなることがよくあります。女性の便秘は体の仕組みから起きやすいものなので、自分を責めないでほしいと思います。

③ 運動不足と筋力の低下

腸の蠕動運動(ぜんどう)は、体幹の筋肉や腹筋とも関連しています。運動不足や加齢によって体幹・腹筋が弱くなると、腸を外側から動かす力が不足し、便が通りにくくなります。デスクワークで長時間座りっぱなしの生活は、腸への圧迫が続き血流も滞りやすく、便秘を助長します

「仕事中はほとんど動かない」「運動習慣がない」という方は、腸を動かす刺激が日常的に不足している可能性があります。お腹側が屈曲位で窮屈になり、腸の動きが制限さる時間がデスクワークの方は長くなりがちになります。

④ 食物繊維・水分の不足

食物繊維には腸内環境を整え、便のかさを増やして蠕動運動を促す働きがあります。特に水溶性食物繊維(海藻・果物・イモ類など)は腸内で水分を吸って便をやわらかくする効果があり、不足すると硬い便になりやすくなります。

また、水分が不足すると大腸が水分を吸収しすぎて便が硬くなり、排出が難しくなります。1日に飲む水の量が少ない方、コーヒーや紅茶が多い方は、水分不足が慢性便秘の一因になっているかもしれません。

大腸は水分を吸収する機能があるので、その場で停滞し過ぎる便秘はウサギの糞のようにコロコロ硬くなりがちでです。逆に下痢や緩い場合は水分を吸収されずに送られるために軟便や水便になります。

⑤ 便意を我慢する習慣

忙しくてトイレに行けない、外出先でトイレに行きにくいなどの理由で便意を繰り返し我慢していると、腸が便意のシグナルを出す感覚が鈍くなってしまいます。これを「直腸性便秘」とも呼びますが、習慣的な我慢が積み重なることで、便意自体を感じにくい体になっていきます。

慢性便秘になりやすい方の傾向

これまでお伝えした原因を踏まえると、慢性的な便秘が起きやすい方の像が見えてきます。30〜50代の女性で、ストレスが多く不規則な生活を送っているオフィスワーカーは特にリスクが高い層です。食事に気を使っていても、水分不足や運動不足が重なっているケースも多く見られます。また、ダイエット中で食事量が少ない方は食物繊維や水分量も同時に不足しがちで、便秘が悪化しやすくなります。

自分に当てはまる原因はありましたか。複数当てはまった方は、どれか一つだけ改善しても効果が出にくいことがあります。複合的にアプローチしていくことが大切です。

慢性便秘を根本から改善するためのポイント

原因が分かったら、次は具体的な改善のアプローチです。生活習慣の見直しは即効性はありませんが、継続することで腸の動きが着実に変わってきます。焦らず、できることから一つずつ取り組んでみてください。

食事と水分の見直し

水溶性食物繊維を多く含む食品(海藻類・果物・きのこ・イモ類・納豆など)を日頃の食事に意識して取り入れましょう。朝起きたらまずコップ1杯の水や白湯を飲む習慣も、腸の目覚めを促す効果が期待できます。食事量が少なくなりがちなダイエット中は、特に意識的に食物繊維と水分を確保することが大切です。

腸を動かす運動と腹部マッサージ

ウォーキング・ストレッチ・ヨガなど、体幹を使う軽い運動を習慣にすることで腸への刺激が増えます。お腹の「の」の字マッサージも効果的です。へそを中心に、右下→右上→左上→左下の順に時計回りに手のひらでゆっくり円を描くようにマッサージすることで、腸の蠕動運動を促すことができます。就寝前や起床後など、腸がゆっくり動いている時間帯に行うのが特に効果的です。

生活リズムを整える

毎朝なるべく同じ時間に起きて食事をとることで、腸のリズムが整いやすくなります。朝食後は腸の動きが活発になるため、時間に余裕がある方はこのタイミングでトイレに座る習慣を作ることをおすすめします。便意がなくてもトイレに座る習慣をつけることで、腸がシグナルを出す感覚が戻ってくることもあります。

カイロプラクティックで腸の動きを整えるアプローチ

カイロプラクティックが慢性便秘にどう関係するのかと思われるかもしれませんが、実は深い関連があります。腸の働きをコントロールする自律神経は、脊髄を通っています。特に腰椎・仙骨周辺は大腸・直腸を支配する神経が集まるエリアです。

骨盤や腰椎機能の問題があると、この神経機能不全が起こり、腸の動きが低下することがあります。当院では脊椎や骨盤を丁寧に検査し、神経の働きを妨げている動きの制限等を調整することで、腸の自律神経機能の回復をサポートしています。「食事や運動を改善しても便秘が治らない」という方には、体全体のバランスから見直すアプローチが有効なことがあります。

慢性的な便秘は、体が長年かけて作り上げてきた状態です。一夜にして改善するものではありませんが、原因をきちんと理解してひとつひとつに向き合っていけば、必ず変化していきます。「ずっとこういうものだと思っていた」と諦める前に、ぜひ一度ご相談ください。一人で抱え込まず、気になることがあればいつでも声をかけてほしいと思っています。


院長:吉田

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