慢性疲労

慢性疲労の症例報告

慢性疲労とは

慢性疲労とは、数ヵ月以上続く持続的な疲労感や体力の低下を指します。慢性疲労症候群と診断されることもあり、軽度なものから日常生活が送れないほどの重度なものまで多岐にわたります。

2023年の10万人規模の全国調査では男性76%、女性80%が「疲れている」と回答しており、とくに20代、30代女性が増加傾向となり社会問題となっています。

多忙な現代では多くの人が気づかないうちに疲労を溜めています。その結果として何らかの身体の不調を感じながら仕事や日常生活を送っていることになります。

慢性疲労をそのままにしておくと大きな問題を引き起こします。慢性疲労は単なる一時的な疲れとは異なり、休息をとっても改善されません。睡眠の質や免疫機能が低下し、日常生活を送ることが難しくなり、最悪の場合には寝たきり状態になってしまうこともあります。

適切な治療を行わないと健康に多大な影響を及ぼします。慢性疲労は身体的な疲れだけでなくメンタルの不調を伴うことも多いため、早めの対処が必要です。

慢性疲労の原因

慢性疲労の原因は多岐にわたりますが、主に以下の4つに分類されます。

生活習慣の影響

長時間の座り仕事や勉強

長時間同じ姿勢を続けることで筋肉や関節が硬くなり、血行不良によって疲労が蓄積します。筋肉が硬くなることで血液循環が停滞し、肩こりや腰痛、ふくらはぎの緊張を引き起こします。

運動不足

身体を動かす機会が減少すると、代謝が低下することで疲労感が増します。デスクワークが多いと全身の6割以上の下半身の筋肉を使わないために、エネルギー消費や代謝が減ることで疲労物質が滞留します。

不規則な食生活

栄養バランスの欠如や過度な食事制限が原因で、エネルギー不足が慢性疲労の原因となります。また甘いものや炭水化物に偏った食事で血糖値スパイクを引き起こし、眠気や疲れを誘発します。

身体の問題

自律神経の乱れ

自律神経のバランスが崩れると、身体にさまざまな機能に影響を及ぼし、慢性的な疲労感を引き起こします。交感神経と副交感神経のバランスが乱れると、休息時でも十分な回復が得られず、疲労が蓄積していきます。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンの変動や甲状腺の問題が疲労感に直接的に影響を与えることがあります。

代謝異常

代謝が低下することで、身体が十分なエネルギーを供給できずに疲労感が続きます。

ストレスと心理的要因

過度なストレス

ストレスは身体と心の両方に影響を与え、特に自律神経を乱すことで疲労感を強めます。

睡眠不足・過眠

質の低い睡眠や不規則な睡眠パターンは、疲労の蓄積を引き起こし、回復力を低下させます。睡眠不足だけではなく、寝すぎる過眠も疲労を引き起こすことがあります。

環境要因

騒音や光環境の悪影響

睡眠環境や作業環境が劣悪な場合、慢性的な疲労感が引き起こされることがあります。寝る直前までスマートフォンやパソコン操作を行う、騒音の中での睡眠や作業は心身に大きな影響を及ぼします。

慢性疲労はいくつもの要因が絡んで、様々な心身の症状を引き起こします。それらは疲れ、頭痛、微熱、筋肉痛、こり、倦怠感、思考力低下、興奮、睡眠障害を複数伴います。

一人ひとり事情が大きく異なる慢性疲労を改善していくためには徹底的な検査はもちろん、ライフスタイルを把握することも大切です。

病院とはここが違います

慢性疲労の治療法は原因によって異なりますが、主に以下の方法が用いられます。

薬物療法

症状に応じて、抗うつ薬、抗不安薬、鎮痛剤、睡眠薬などが処方されます。ただし、これらは慢性疲労症候群そのものを治療するものではなく、各症状の緩和を目的としており直接的な解決にはなりません。

抗うつ薬、抗不安薬、睡眠薬や鎮痛薬が用いられますが、副作用を伴うことがあります。また、その効果も個人差が大きいだけでなく、別の症状が現れることもあるために注意が必要です。

認知行動療法

ネガティブな思考を変えるために心理的要因に働きかけます。根気よく自分と向き合う必要があること、効果が出るまでに時間がかかること、患者が積極的に取り組む必要がある点で万人向けではありません。症状の重さによっては十分な効果が見られない場合もあります。

運動療法

患者の状態に合わせて徐々に運動量を増やしていく方法です。しかし、運動習慣がない場合は運動後に倦怠感が増えることもありますし、一人ひとりに最適化された運動プログラムでなければ、逆効果になることもあります。運動を継続するのも簡単ではありません。

慢性疲労を改善するために

まずはあなたの慢性疲労の問題の原因を明らかにします。なぜなら、現状を把握することが最も大切で、取り違えたまま治療を進めれば改善は見込めないからです。

当院では症状を多角的に分析し、原因を見つけ出します。

そして、当院における慢性疲労の豊富な改善事例と照らし合わせて、あなたの慢性疲労が最短で改善するためのプランをご提案します。

当院の特徴

当院では慢性疲労の症状を総合的に評価し、おひとりおひとりに最適な治療法を提供します。初回から最後まで、経験豊富なカイロプラクターが責任を持って対応いたしますので、ご安心ください。

また慢性疲労に対する生活習慣の改善、運動やストレスに対するアドバイスも行い、疲れにくい身体やしっかりと休める身体への根本的な解決を目指します。

変化を見逃さない一貫性が治療効果を高め、それが当院の豊富な改善実績に繋がっています。慢性疲労は経験豊富な当院にお気軽にご相談ください。

慢性疲労のQ＆A

慢性疲労は単なる疲れとどう違うのですか？

慢性疲労は、休養をとっても改善しない極度の疲労感が特徴です。通常の疲労とは異なり、日常生活に支障をきたし、様々な症状を伴います。

運動は慢性疲労に良いのでしょうか？

ひとによります。一般論で言えば無理のない範囲で動いてくださいとなりますが、急性期では症状が悪化するためお勧めしません。身体の耐性や個々の運動習慣を鑑みながら散歩、自転車、スクワット等をアドバイスします。

慢性疲労症候群は6か月以上続いた場合のみなのですか？

一般的には疲労が6か月以上続き、日常生活に著しい影響を与えていることを基準にしています。しかし3か月続いている場合も根本は同じなので、出来るだけ早い対処をお勧めします。

慢性疲労症候群は精神的な病気ですか？

慢性疲労は身体的な疾患であり、精神的な病気ではありません。ただし、長期にわたる疲労や体調不良が精神的なストレスや不安を引き起こすことがありますので、心身の両面からのケアが必要です。

慢性疲労に対してのアプローチ方法は何ですか？

自律神経の機能不全が起きていないかをチェックし、施術を行います。カイロプラクティックは神経の専門家です。自律神経には集中モードの交感神経と、リラックスモードの副交感神経があります。睡眠、食事、排便、仕事、入浴時に状況に応じてシーソーのようにバランスを取りながらスイッチングが起こります。慢性疲労が続くと、このスイッチングが円滑に行われずに「どれだけ寝ても眠い」、「疲れているのに眠れない」等につながります。

疲労を軽減するためにすぐに出来ることはありますか？

まずは良質な睡眠を確保することです。遅くとも23時までには眠る、スマホは就寝1時間前に使用しない、散歩する、湯舟に浸かる、タンパク質やビタミンB群の摂取、炭水化物はタンパク質とセットで摂取し小分けにして食べることが効果的です。

慢性疲労は肩こりや頭痛から来るのですか？

どちらとも言えます。疲労が蓄積すると、心身の緊張状態が続きます。筋肉が収縮したり、前傾姿勢、巻き肩、頻呼吸、息をとめる等を無意識に伴います。そうすると頭痛、肩こり、背中の緊張や腰痛、貧血、立ちくらみ等を発症しやすくなります。疲労は直接的に自律神に影響を及ぼすために、このようなことが起こります。

慢性疲労で悩まされていた方が当院のカイロプラクティックの施術を受けて、このような変化がありました。

慢性疲労は単なる休息では改善されません。当院では疲労の根本原因にアプローチし、専門的な施術を行うことで、日常生活の質を向上させるサポートを提供しています。そして施術だけではなく、運動や生活習慣のアドバイスを行うことで自律神経にアプローチして慢性疲労の改善を促します。

慢性疲労でお困りでしたら、お気軽にご連絡ください。

施術を受けて2か月程で…